おすすめの有名な美術作品は?豆知識を知ってると面白さが倍増!

銀座などの街中で「美術家の展示会」を見かける事もありますよね。
美術作品を観賞するのはハードルが高いと躊躇している人も意外と多くいるようです。
ですが、美術作品を楽しむのに資格も経験も必要ありません。
また、事前情報の有無だけで面白さが大きく変わるとも言われています。
まずは、有名な美術作品を知って美術の面白さを知る事から始めてみましょう。

モナ・リザ

有名な美術作品・モナ・リザ

世界で最も有名な美術作品と言えば「モナ・リザ」ではないでしょうか?
ルネサンス時代の美術家「レオナルド・ダ・ヴィンチ」が描いた作品です。
様々なフィクション作品に登場しているので、美術作品に興味がないけど知っているという人ものではないでしょうか?
モナ・リザでは、輪郭線をあえてぼかす「スフマート」や空気を描く事で作品に奥行きを持たせる「空気遠近法」といった現在でも使用される技法が数多く用いられています。
美術作品を見ていると「モデルって誰?」と不思議に思う事もありますよね。
モナ・リザは、フィレンツェの織物商人フランスチェスコ・デル・ジョコンドの奥さんである「リーザ・ゲラルディーニ」がモデルではないかという説が有名となっています。
実は、長い期間モデルが誰か判明していなかったというエピソードがモナ・リザにはあります。

叫び

有名な美術作品・叫び

比較的最近の美術家「ムンク」の「叫び」も有名・人気な美術作品の1つです。
「ムンクの叫び」で作品名を覚えている人も多いですが、正式な作品名は「叫び」となります。
作品の完成が1893年と100年と少し前の作品だったりします。
また、作品の中心に描かれた人物が「叫んでいる」という風に見えますが、実は中心に描かれた人物は「叫びを聞いて耳を塞いでいる人」との事です。
さらに、この叫びは作者であるムンクが聴いた幻聴らしく、自分自身の体験が描かれています。
しかも、この叫びは、ほとんど同じ構図でテンペラ・パステル・リトグラフといった様々な技法を用いて複数枚描かれたうちの一枚となります。
さらに、作品の左上付近には「Kan kun være malet af en gal Mand!(狂人のみが描くことができる!」と鉛筆で書かていたようです。2021年に行われた鑑定でムンク本人が書いた事が確定しています。
見ている人に不安を抱かす事もある叫びですが、ムンク自身の精神的な不安定さが込められているのかもしれませんね。

ひまわり

有名な美術作品・ひまわり

「ひまわり」も有名な美術作品として挙げられる事の多い絵画ですよね。
フィンセント・ファン・ゴッホが晩年に描いた絵画作品で全部で7点あると言われています。
ゴッホは、ひまわりを描いた際に「日本のようなもの」と称した事から、日本の浮世絵から影響を受けているという事が示唆されているようです。
精神を病んでしまう前のゴッホがひまわりを描くことで人生の希望や幸せを表現したかった作品としても知られています。彼が暮らしていた南フランスの太陽光線を思い出す事ができる、彼自身が愛した色の表現にも繋がっています。

まとめ

今回は、世界的に有名な美術作品を3点紹介しました。
教科書にも登場する有名な作品ばかりなので、本や写真で見かけた事がある人も多いですよね。
美術作品が誕生するまでのエピソードや作者の想いを知るとさらに美術観賞は楽しくなります。
美術作品を観賞する機会があれば、ぜひ作品の裏側のエピソードも調べてみてください。