木俣創志 展

2016年11月14日(月)-19日(土) 11:30-19:00 最終日:午後5時閉廊
コバヤシ画廊 東京都中央区銀座3-8-12 ヤマトビルB1F TEL 03-3561-0515
http://www.gallerykobayashi.jp/

絵画が“光”を意識するとき

太陽光が通過(passing through)した木の葉などの自然の形姿は,シルエットとしてそのディテールが省略され,平面化する.
絵画は前世紀において,自ら平面性を自覚し強調することで新たな生命を獲得してきたが,太陽光のような眩い光を背して平面化された自然界のイリュージョンには,いわゆる平面化というプロセス,あるいは平面化という“作為”そのものが存在しない.そうしたイリュージョンは我々人間の眼の仕組みに依拠し,アプリオリに成立するからである.
この“無作為の平面化”こそ,私の求める制作の方法論に最も合致するものではないか――
木漏れ日に揺らめく木々の様に, もののかたちが光を纏えば,そこには文学的な意味も賦与される.しかしながら,光を求めることは,きわめて造形的な必然性をも充たす.
ここには,これまで探求されてきたいかなる“平面化”とも本質的に異なる契機と可能性が満ち溢れている。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● [2016.10.20. 木俣 創志]

Passing through  2005 162×130cm (部分)

関連情報  2014  2013  2011  2009  2008  2007  2005

作家プロフィール

「木洩れ日」の絵画を描き続ける現代の美術作家。東京銀座のコバヤシ画廊を中心に作品を発表、全国の病院、オフィス、エントランス、ホテル等に作品を設置しています。2016年より海外の施設や公共空間にも作品を設置。耐久性・耐光性に優れたアクリル絵具を主とするミクスト・メディアを使用し、エアーブラシとシルクスクリーンによる独自の方法とコンセプトで絵画制作を展開中。

東京都出身
現在 画家.昭和女子大学,静岡英和学院大学,非常勤講師.
絵画サークル・ミューズ 主宰. 無所属.

© 木俣創志