若井義子 展  2005. 6/13 - 18  ギャラリー椿 GT2

東京都中央区京橋3-3-10 第1下村ビル1F TEL03-3281-7808 10:00-18:00 日・祝休
http://www.gallery-tsubaki.jp/tsubaki.html


1985-90 女流画家協会展出品./1987-05 モダンアート展出品/1989 モダンアート新人賞受賞./1990 個展(モテキ画廊)/1991 個展(モテキ画廊)./1991 モダンアート奨励賞受賞./1996個展(ギャラリーセンターポイント)./1998 個展(ギャラリーセンターポイント).
現在 モダンアート協会会員


・・・展覧会のタイトルは“カタチ FORM”。幾何学形態を抽象化された作品ですね。

 三角形や四角や丸など、シンプルだけれども、いちばん基本になる形を大事にしています。

・・・描かれるきっかけは?

 10年以上前から、チュニジアに憧れていまして、今回の展覧会の取材のために、去年やっと行って参りました。 チュニジアは、温暖な気候と豊かな土地に恵まれていまして、とても良いところなんですよ。
チュニジアにはローマの遺跡がたくさん残されているし、チュニジアの首都のチュニスの旧市街は、巨大迷路のようになっていて一見の価値はありますね。丘の上から、チュニスの町を見下ろしたときに、あぁ! マチスだと思いました。

・・・ピカソやマチスもかなりアフリカから影響を受けてますよね。

 そうですね。博物館に行きましたら、チュニジアの古代文字が展示されていたんです。紀元前にフェニキア文字はギリシャに伝達されて、アルファベットの起源となった文字なんですが、文字のフォルムはかなり四角ばった抽象的な感じで・・・私はクレーが好きなんですけど、たぶんクレーも見たんじゃないでしょうか。かなり影響されているような気がしました。それを見たときに、私もこういう絵を描きたいなと思ったんです。

・・・具象絵画ではなく抽象絵画で表現されたわけですね。

 チュニジアのイメージを、具象的な絵画に陥らないで、抽象的な絵画にしながらも、ご覧になって下さる方達が、「これがチュニジアね」 という感じの絵の描き方ができたら面白いと思ったんです。たとえばチュニジアの町並みやチュニジアの方達の衣装などを、形というかフォルムとして、表現できたらいいなと思っているんです。

・・・素材はアクリルですか?

 ええ。私は10歳のころから油絵を描いていまして・・・私の両親が油絵がとても好きで、私は11人兄弟なんですが全員が油絵を描いているんです。ただ今回の展覧会ではアクリルに挑戦してみました。

・・・アクリルは使いやすいんじゃないでしょうか。

 私はアクリルは、はじめてなんです。絵具のまぜ合わせ方など一つ一つがはじめての体験だったので、非常に苦労しました。今回展示した作品の3倍ぐらい描きましたが、失敗したものも多かったです。でもいろいろ苦労した甲斐があって、チュニジアを描くことができました。ご覧になった方達が、チュニジアのイメージをより膨らませていただければ、うれしいですね。

 

 チュニジアは歴史が古い国です。カルタゴ以来の二千数百年は、日本でいえば、縄文時代から現代にあたるのだとか。フェニキア文化、ギリシャ・ローマ文化、ビザンチン文化、アラビア・イスラム文化、フランス文化などを経て今に至っているそうです。作品を鑑賞しながら、遥かなる悠久のときにイメージを膨らませてみてはいかがですか。〜18日まで。

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