興津眞紀子・丹羽康子 展 2005年6月6日(月)〜6月11日(土)
a.m.11:00〜p.m.6:30(最終日p.m.5:00まで)
GALLERY TSUBAKI ギャラリー椿 GT2


興津眞紀子
1982 京都教育大学教育学部特修美術科卒業/1989 上野の森美術館大賞展 佳作賞/1998 熊谷守一大賞展 優秀賞/2001 夢広場はるひ絵画ビエンナーレ/2003 個展 トリックス美術館(三重県鈴鹿市)

丹羽康子
1997 第18回国際瀧冨士美術賞/女子美術大学 卒業制作賞/1999 個展(ギャラリー青羅)/2001 個展(ギャラリー山口)/愛知県立芸術大学大学院修了


・・・二人展での共通項を教えていただけますか。

共通している点は植物なんです。でもそれだけではなくて、二人の作風が、まったく対照的な動きを持っていると思ったからです。この2つのギャラリーの空間で、各々が個展の形式を踏まえていますけれど、共通する流れをくみとっていただけるのではないかと思っています。

・・・対照的な動きというよりは、動から静へ。そのイメージの流れを感じますね。それではアクティブな動きを表現されている丹羽さんにお聞きしますが、テーマは植物、描くきっかけは?

以前は町や魚などいろいろなものを描いていましたが、田舎に引っ越したのをきっかけにして、日常生活で目に触れる身近な植物に絞りこまれてきました。

 

・・・リズミカルな動きを感じますね。

作品は一見すると抽象的なイメージを持たれるかとも思いますが、自分の中の精神性をダイナミックな筆跡でリズミカルに表現しようと思っています。
今回展示した7点の新作はそれぞれ色彩が異なっていますけれども、色彩の違いは、自分の日常生活の心模様を色に託しているからなんです。線が流れを生み出し、その流れが形へと集約していくような・・・流動的なエナジーをご覧になる方たちに、感じてもらえるとうれしいですね。

 

・・・興津さんの作品は、幻想的な作風ですね。

 ファンタジーに陥らないように甘さはできるだけ押さえているんです。私は“透明なもの”を描きたいと思っています。私の中でそれがいちばん大きなテーマなんですよ。透明なものを重ね合わせたり、奥行きや遠近の距離感を、いろいろなモチーフを使って厚みのある画面に構成することが、私がずっとやってきた仕事なんです。今回の展示では、植物が描かれていますが、私の中での植物はモチーフなんです。

 

・・・透明なものがテーマとお聞きしましたが、ピュアなイメージを感じます。むしろ光のような・・・。

 自分の中で光を意識したのは、学生時代にガラスを割ってそれを描いた作品からだったのかもしれません。粉々に割れたガラスの破片が、光に照らされて・・・緑色にきらきら光っていたのを覚えています。ただこれからは、写実的な光というだけではなく、奥行きのある軽やかな作品を作ってみたいと思っています。

 二人の世界観は対照的なのだけれども、Activityからsilentlyへ、silentlyからActivityへと
流動的な流れが、行きつもどりつしながらダイナミックな場を形成していく。その出会いに立ちあってみては如何ですか! 〜11日まで。

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Kaleidscopic Gallery Scene